社内恋愛から結婚をする人は、29.9%と意外と多いのです。これは、社内恋愛に対する多くのメリットが関係しているのかもしれません。
・同じ会社で働いているので、毎日彼に会うことができます。もちろん、会社に通うのが楽しくなります。
・共通の話題があって、お互いに理解しあえる。2人の思い出が多くなる。また、仕事の悩みを相談しやすい。
・一緒にいる時間が長いので、彼のことが良く分かる。付き合ってみて「想像と違った」となることが少ない。
などなど。
でも、社内恋愛から結婚を考える場合、気をつけなければいけないことがあります。
社内恋愛はトラブルが多いもの、それを乗り越え無事ゴールインできるよう、何かあった場合には冷静に対処するようにしましょう。恋愛中は、ついお互いのことしか見えなくなり、感情的になってしまいます。しかし、2人の問題を職場に持ち込まないようにしましょう。それでなくても、社内恋愛は非難を受けやすいので、「はた迷惑なカップル」と思われるのは避けたいものです。周囲に迷惑をかけることなく、敵を作らないように心がけましょう。
一緒に働いている同僚とは、友達のように仲良くなってしまいがちですが、だからといって彼との自慢やノロケ話をするのは避けましょう。これは、職場の人から嫉妬されたり、恨みを買ったりしないためです。また、あけすけに彼の話をすることによって、彼がその会社で働きにくくなってはいけないからです。
社内恋愛をしていると、つい仕事をしている姿ばかりを見られてしまうことになります。仕事に真剣に取り組む姿はステキですが、厳しい面や疲れた姿は、奥さんになるイメージがしづらくなります。休日のデートなどでは、女性らしい服装をしたり、手料理をふるまうなどして、家庭的な面をアピールしましょう。
社内恋愛をしている段階でお局様からの反感を買いやすい状態ですので、敵に回さないように慎重に行動するようにしましょう。お局様から嫌われてしまうと、同性の味方がいなくなり、意地悪されてしまうことも。
うっかり忘れてしまいがちなのが、自分は寿退社するけど、彼は同じ職場で働き続けるということ!社内恋愛の場合、結婚後も会社との付き合いは続きます。そのため、寿退社するときには、円満退職を心がけ、職場にいる間に、上司への季節の挨拶の作法などを、勉強しておくといいでしょう。
寿退社についての考え方は男女で大きく異なるようです。キャリア志向の女性がいる一方で、女性の働くことに対する理解を示す男性と寿退社は迷惑と考える男性がいるようです。国の施策としては女性が結婚・出産後も働くことを奨励する方向に動いていますが、実態はまだ追いついていないようにも見えます。
寿退社をするためには、上司への報告時期もよく考える必要があります。1年も前だと、退職の日まで時間があるため、同僚の態度が”辞める人だから”という感じになり、仕事がやりにくくなることがあります。かといって、1カ月前の報告だと、引き継ぎなどで周りに迷惑をかけることになります。そういった意味では3カ月前に上司に報告というのがベストと言えます。
結婚後も働きたい看護師は多いのですが、結婚を理由に退職して、働き方を変える看護師も多いようです。仕事と家庭の両立を図るために、フルタイム勤務からパートやアルバイトに転職したり、夜勤のない小規模なクリニックに転職したりというのが、働き方を変える一例です。